「笑われる」ではなく「一緒に笑う」演出について
催眠術師:ピクルス健斗です。
エンターテインメントとしての催眠は、
演者と観客の距離感で価値が大きく変わります。
催眠にかかった方が「恥ずかしい」「見られている」感覚を持ってしまうと、
その瞬間から心が閉じ、反応は薄くなります。
しかし、もしその人が
「自分は笑われているのではなく、みんなと一緒に楽しんでいる」
と感じられたら反応は大きく、素直になります。
演出の中核は「尊重」です。
催眠にかかった人は「主役」です。
しかし「晒される主役」ではなく、
「一緒に空間を動かすパフォーマー」になってもらう。
そのために、ヒプノシス札幌では以下の点を丁寧に設計しています。
• リアクションを引き出す前に、周囲の“視線の空気”を整える
• かかった人を笑うためではなく、「一緒に驚く」空気を提示する
• 見ている人の笑いどころを誘導し、方向性を揃える
ここで重要なのは、笑いの温度です。
たとえば、
「催眠で手が動かない人」を見て笑うのではなく、
「動かないはずの手をどうにかしようとする本気の可愛さ」を笑う。
これは、
対象ではなく現象そのものを共有する笑いです。
この時、場にいる全員が“同じ方向を向いている状態になります。
この一体感こそが、催眠ショーにおける空気の基盤です。
観客との関係性でショーは成立する
エンタメ催眠は、演者だけの技術では成立しません。
観客の視線、期待、呼吸のリズムが、空気をつくりあげます。
だからこそヒプノシス札幌は、
「かけられる側」だけでなく
「見る側も含めて体験者」だと考えています。
笑いが“対象への消費”に変わった瞬間、
空気は冷えます。
しかし「共鳴」に変わったとき、
場は温まり、驚きと笑いが自然に循環します。
催眠は“技術”で動かす現象ですが、
空気は“人”で動きます。
その空気をつくることが、
エンターテイナーとしての催眠師の役割です。
ヒプノシス札幌は、
「笑わせるショー」ではなく
「一緒に笑う空間」 を提供します。
それが安心で、心地よく、そして強く記憶に残る体験につながります。
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